08年6月いつきNET通信
08年6月今日も上田さんちは大騒ぎ
takashiが転倒してから早4ヶ月。レントゲンをとる。骨折した骨はくっついていない。しかし、痛みもないので、今後はくっつかない今の状態が平常の状況ということになる。
転倒前を100%とすると、回復は60~70%くらいか。着替えや洗髪はもともとできていないので、今回出来なくなった事は、左手で物をもてないこと、ひげそり、洗顔くらいか。
椅子やベッドからの立ち上がりも介助になった。まあ大した事ないねと二人で納得。
takashiにとって大切なことは、障害を受け入れること。今まで出来てきた事が出来なくなっていく事を認めること。それにあわせて支援を受けることも増えるが、支援を受け入れることを認めることも大切。樹ネットワークではtakashiの支援は組みきれないので、他の事業所に支援をお願いするかと問う。takashiは、「う~ん」とうなる。「まだいい、もう少し出来なくなったら考える」という。「もう少し出来なくなったら」とは、takashiのことであるように思えるが、実際はmarikoがtakashiの介助をすることが大変になり「出来なくなったら」という方が正しい。
障害者活動の中でいろいろ意見や相談をしているtakashiでさえ、自身のことになるとこの程度の受け入れなのだから、メンバーさんが障害を受け入れること、ヘルパーを受け入れることがどんなにしんどいことであるかと思われる。
marikoも同様、自身の中に「まだ出来る」という思いもあり、先を読んだ行動につながらない。メンバーさんや家族にあれこれ言っている割には一番受け入れが出来ていないのはmarikoかも知れない。家族も同様、自身の状況を認めることは大変なことであると思われる。
大切な事は、ゆるやかに静かに忍び寄る障害や老化をどう受け入れるかだと思う。
marikoの場合、受け入れすぎではある。先日パンツ型おむつを試着してそのはきごこちにはまった。歳をとっておむつの時期がきても「うん大丈夫だ、喜んではいてやる」と笑う。
財布に小銭がジャラジャラしだしたら要注意と誰かがいっていた。数えて出すという動作にややこしさやしんどさが現れたら老化の証拠という。すでにmarikoはその域にいると笑う。
takashiはどんどんおばさん化していくmarikoの横で、あきれて他人の顔をする。
******* あがり目 さがり目 うえだの目 *****
「使えない制度」自立支援法
本来であれば、障害のある方の生活上に必要な支援はすべて不可欠な支援とし、法で保障をされるべきものですが、実際には「使えない制度」であるといえます。
先月の通信で愛障協の取り組みを載せましたが、入院時にヘルパーが使えないという命にかかわるせっぱ詰まった事態においても、「使えない制度」が壁となっています。
先日施設職員から相談がありました。「通所されている仲間が入院した。こだわりも強く24時間の付き添いが必要。母が付き添いに入るが、代わってはいる方法はないか。」とのことでした。
4月に愛障協が名古屋市と懇談し、危惧し訴えたことが、現実に目の前に起こっています。
今の制度では、入院時にヘルパーは入れません。「病院側が確保するが今の法律」と名古屋市はいっていました。こだわり・突発的な行動・自傷・他傷行為への対応を、看護師や医師で補えるのでしょうか。結局は家族や普段関わっている施設職員やヘルパーが入るしかないのです。
話はとびますが、自立支援法により施設も大変な状況に置かれ、余裕のない中でやっています。正職員を配置することも難しく、パートに頼っていることも事実です。多くの職員が福祉現場を退職しました。あらゆる意味で余裕がないのが現実で、共感はできるのですが、制度の貧困さの中で、本来施設が主体となって仲間の発達を支え、生活を組み立て、実践を積み上げていくべきことが、学びあい、語り合われていないのではと思うことがあります。地域の多くの人や資源との連携をコーディネートする役目が施設ではなかったかと思うのですが、時としてヘルパーに丸投げになってはいないかと思うのです。
きょうされん理事長が、全障研「みんなのねがい」のインタビューの中で、「障害のある人たちの願いに応えることに軸足を置いて、地域の多くの人たちと連携していくことが基本…励まし、束ね、手の結び合いを広げる役目を、誰が地域の中で担って行くのか…きょうされんが一役も二役も買っていかなければならない」と語ってみえます。
そのしっかりした軸足のもとで、障害を持つ方の生活を支えるヘルパーもその一端を担う役割として、力を発揮、連携をしていくことができると思うのです。
前に戻って、入院した障害をもつ方の付き添いをどうするか。
「使えない制度」の中で、施設職員が軸足としての役割を認識し、その上で入院された仲間と家族をどう支援していくのかを、コーディネートする中で、「やるっきゃない」と、地域や社会資源を動かすしかないのではと思います。ヘルパーも「やるっきゃない」と協力をおしまないでしょう。
しかし、根っこは「使えない制度」にあります。制度自体の問題に、当事者も家族も、職員も関係者も、ヘルパーさんも取り組んでいかなければ何も改善されません。
メンバーさんのページ
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■受給者証が変わります。(利用者負担上限額がかわります)
新しい受給者証が届いたら、事務所へご連絡ください。
コピーを提出していただくことになります。
■通院等介助の利用対象範囲が広がりました。
「通院等」の範囲は、病院等に通院、官公署、指定相談支援事業所。
該当者は、区分2以上で歩行、移乗、排尿、排便、移動のいずれか一つ以上に認定されている方。
※名古屋市は、
重度訪問介護決定の場合は、重度訪問介護を優先とし、利用できません。
移動支援の不可欠を利用の場合は、「通院等介助」に切り替えは可能ですが、移動支援での不可欠は併用できません。(通院等介助の中にない不可欠な利用、例えば通所、買い物、美容院が使えなくなります)
といわれてますが、これって変じゃない?と疑問を持っています。市に文書をいただき、メンバーさんにきちんと説明できるようにしておきます。(今回の通信に間に合いませんでした。)
■障害児にかかる夏休み対応(移動支援・行動援護)
「その他の外出」が、7月~9月の期間、36時間に変更されます。区役所に手続きを行うとともに、事業所との契約変更を行って下さい。10月には契約変更をもとに戻す必要があります。
ヘルパーさんのページ
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■ガソリン代高騰に伴い経過措置のお知らせ
ガソリン代が値上げをしました。値上げ前日、ガソリンスタンドには行列ができていました。
ガソリン代の高騰を受け、車での交通費を一時的に変更します。
◎ 現行20km 200円以降1km10円 ⇒ 10km200円以降1km20円(整備費含む)
◎ 6月1日からの交通費に適用 ⇒ ガソリン代が値下げした段階で見直しをします。
※ヘルパーさんの交通費も報酬単価に含まれた経費です。報酬単価は引き下げられ、経費は増え、ヘルパーさんへの給与単価は上げられない。この条件でどう高いやりがいをもって働く事ができるのでしょう。ヘルパーさん不足の根源は、低い報酬単価にあります。ヘルパーさん不足は、障害者の生活を脅かしています。厚労省の担当もそのことは承知していました。承知しながらマニュアルどおりの答弁をしている担当者のやりがいはどこにあるのでしょうか。
■ヘルパー資格を持つお知り合いをご紹介ください。
ヘルパー不足は深刻で、樹ネットワークでも支援をお断りしていかざるを得ない状況です。
業務縮小すれば、事業所維持も危ぶまれます。樹ネットワークの理念をもって、障害者の生活を支える軸足になるためには、たくさんのヘルパーさんに協力を頂いて、樹ネットワークを盛り上げていく事が必要です。
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