2008.02

08年2月いつきNET通信

takashiが転んだ。
 深夜takashiがパソコンコードにつまずき転んだ。ドタッというすさまじい音に、爆睡していたmarikoは飛び起きた。「何やったの~ あんぽんた~ん」と、marikoはおお騒ぎ。
 takashiは床に仰向けになり、腕が痛いと唸っている。こうなると起きることも、marikoが起こすこともできない。ひっくりかえった亀である(そういえば顔も亀にみえてきた)。救急車を呼んで起こしてもらうしかない。takashiは7.8年前に風呂場での転倒、骨折をしている。それを経験したmarikoは落ち着いたものである。電話をかけ、病院へ出かけられるよう着替え、カバンにtakashiの靴やら上着やらを詰め込む。先回はかなりあせったことを思い出す。
 救急隊員到着。かかりつけのM病院は受け入れてもらえなかった。「夜中の整形は受け入れが難しいので、受け入れてもらえるところであればどこでもいいね」と救急隊員は言っていた。そういえば最近テレビや新聞でも救急の受け入れ拒否による不幸なニュースをみかける。
 さてさてtakashiは何軒目の病院に受け入れてもらえることやら。寒いから病院決まってから動こうかと、痛がるtakashiをよそに、救急隊員もmarikoものんびりしたもの。2軒目のD病院が受け入れ先に決まった。「ラッキーだねえ、じゃあ行こうかあ」と、marikoは嬉しそうに救急車に乗り込む。レントゲンの結果、左肩付近が骨折していた。そのまま病院にお泊りとなる。
 次の日、整形の先生が病室にきたが、takashiの障害、しかも骨や関節の変形をみて、体にも触れず、「M病院にかかってるんだね、向こうの方がわかっているから転院の相談をします」となった。それでもすぐに移れることと違うので、D病院に入院し、M病院からの返事待ちとなる。はじめてのD病院。病室は新しくきれい。看護婦さんは若い。しかし、食事が「まずい」。これはいただけない。3日後、M病院に転院してからの食事が「うまい」と感じた。
 左腕を固定し動かせないtakashiは、もともと不自由な右手だけで苦労をすることとなった。しかたがないので、marikoは食事時に病院へ顔を出し、歯磨き、顔拭き等、けなげに世話をすることとなった。そしてtakashiの食事を半分取り上げて食べるのである。節分の日は巻き寿司だった。恵方の笠寺観音の方をむき、二人して無言で食べる。豆もついていた。数を数えたら24個。歳の数にはかなり足りないが、まあいいかとtakashiの口に放り込む。
 障害をもつものにとって、転倒は大変怖いものである。骨折だけですめばいいほうで、もともと頚椎、腰椎の障害をもつものにとって、障害をさらに悪化させることにもなりかねない。うちどころが悪ければ、神経を痛めてしまうことにもなる。だからこそ「普段の支援や介助は、手を直接だすことだけではなく、いつでも手を出せるよう目を離さぬこと、障害となるものを排除することも大切である」と、marikoはヘルパーさんに伝えているのだが……やってしまいました。
 
marikoのプチ一人暮らし。
 こうしてmarikoのプチ一人暮らしは始まった。孝を暖めていたストーブは、marikoが一人占め。takashiが握っていたテレビのチャンネル権はmarikoのものになった。takashiの歯ぎしりがうるさく、仕方なく?居間で寝ていたmarikoは、ベッド二つを一人占め、大の字で横になる。takashiから解放され、プチ一人暮らしをエンジョイと期待したのだが、どうも様子がおかしい。
チャンネル権をもっても見たいテレビがない。テレビがおもしろくない。ガスは切ったか、玄関は鍵をかけたか、電気は切ったか、と変に緊張感が走り、落ち着かない。布団に入っても目がさえて眠れない。朝起きられるか不安を感じ、早朝から目が覚めてしまう。寝不足で逆に朝から熟睡してしまう。何なんだ。この感覚は。marikoは首をかしげる。
 しかしこの感覚は長くは続かなかった。今ではすっかりプチ一人暮らしになれてきた。これでtakashiが退院してきたら、手がかかって大変だ。もうしばらく病院で預かってもらおう…とつぶやく。
(続きは次号にて…これでしばらく記事に困らない…)

メンバーさんのページ

 支援費制度から自立支援法になり、問題や課題は山積みですが、移動支援により、はじめて家族とではなく外出が出来た、買い物ができたという大きな喜びがあったことも事実です。当たり前の社会参加ではあるけれど、いままでかなわなかったことも事実です。多くのメンバーさんが移動支援の制度利用で外出を楽しまれています。支援当初は、初めてバスに乗った。初めて自分で服を選んだ。友達とケーキ食べ放題にいった。といった声を聞きました。この移動支援を上手に楽しまれているのは女性の方が多いと感じます。ショッピングモールや地下街、デパートで、ウインドウショッピングを楽しまれるのが上手なのはやはり女性ですね。自分の意思で外出ができるというスタート地点から考えればそれもいいんじゃないかと思います。移動支援スタートから5年、さて次は何か目的を持った外出が出来るようになるといいなと考えます。例えば趣味や習い事、地域の人々の中に入っていき交流できる場探し、場作り。少し社会参加の行動範囲を広げてみるのもいいのではないでしょうか。
 また、少ないお小遣いの中で外出を楽しむために、科学館、水族館など公共施設やイベントを探して、出かけられている方も多いと思います。
3月のイベント見つけました。お出かけの参考にしてください。

★★歌声喫茶~八竜リバティバンドとともに~★★
日時:3月1日(土)14:00~16:00
場所:港生涯学習センターロビー
定員:だれでも参加できます。60名(当日先着順)
費用:無料 ※お茶・お菓子250円にて希望者のみ
主催・協力:港生涯学習センター・港区障害者(児)を育てる会

ヘルパーさんのページ

★★樹ネットワークヘルパー研修会★★
日時:3月18日(火) ①10:00~12:00 ②18:30~20:30
場所:樹ネットワーク
内容:研修したいこと、技術を身につけたいこと、等ありましたらご連絡ください。

★★現在障害者自立支援法を問う★★
日時:2月15日(金)10:45~15:15
場所:金山 中京大学文化市民会館プルにエホール(旧 市民会館中ホール)
定員:だれでも参加できます。
参加費:一般 1000円 障害者 500円
主催:これでいいのか?!障害者(児)福祉~愛知集会~
後援:愛知県・名古屋市

★★あいち障害者福祉ゼミナール2007★★
仲間の「いのち」を太らせる ~取り組みから見えること~
日時:3月16日(日)13:00~16:00 講師 立岡 暁(前きょうされん理事長)
場所:黒川 名古屋市総合福祉会館7階大会議室
受講料:センター賛助会員・障害者・家族・学生 2000円 一般 3000円
主催:NPOあいち障害者センター

★★市民のつどい★★
憲法が暮らしに生きるまち名古屋への新たな挑戦
日時:3月1日(土)13:30~16:00 講演 格差と貧困の先進国アメリカからみえる日本のみらい
     2日(日)10:00~16:00 シンポジウム テーマ別市民のつどい
場所:日比野 名古屋国際会議場
主催:市民のつどい準備会

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