いつきNET通信06.5
上田さんちは大騒ぎ part14
孝はこの10数年で、段階を経て、できることが限られてきている。
両松葉杖を器用に扱い、階段を登っていた孝。一段階パワーダウンで、平行移動しか出来なくなった。そしてまた一段階パワーダウン。長い距離を両松葉杖で移動することが困難となり、車椅子にて移動となった。ここで麻里子パワーアップ。孝を車いすに乗せ、麻里子のいきたいところへ引きずりまわす。
数年前、孝は電動車イスを手に入れた。ここで孝パワーアップ。電動車イスを自由きままに操作して、麻里子の手からのがれ、自分のいきたいところへと走り回る。逆に麻里子はパワーダウン。体力がなく、電動車イスのあとをついていけない。麻里子も電動車イスがほしい…。
孝は節々の関節が固まっているために、一定の範囲にしか動かせない手で、箸を起用に扱い、食事をしていた。一段階パワーダウンし、箸がうまく持てなくなった孝は、フォークに切り替えた。外出先では頑張って箸を使っていたが、それもしんどくなった孝は、マイフォークを持ち歩くようになった。今年に入り、マイフォークをお店に忘れてきてしまった。しかも麻里子のお気に入りのミッキーさんのフォークを…。何で忘れるのとおこる麻里子に、孝はひと言ポツリという、「麻里子が酔っ払って忘れてきた…」。
孝は茶碗もコップも上手に持って、何の不自由もなく食事をしていた。一段階、また一段階とパワーダウンが進む中で、持ちにくさを感じてきた。最初に湯飲みが変形した指で持てるように、取っ手の大きなマグカップに代わった。味噌汁碗が取っ手の大きなスープカップに代わった。そして茶碗も取ってのついた小ぶりの鉢に代わった。
孝と麻里子は、いつでもペアで揃える。麻里子の茶碗も湯飲みも味噌汁碗も、孝と同じ取っ手つきに代わった。そして……我が家から茶碗が消えた。
まるで人生の階段を一段また一段と下りていくようである。だから一段下りるたびに、その状況にあわせた生活スタイルを考えることにした。そして無理をすることなく、次への一段をできるだけ遅らせることにした。
まず障害の認知というが、なかなか受入れられないことも多い。その状況にあわせた生活イメージは、経験がないゆえ想像しかねることが多い。過去のことはすでに経験してきたことなので、イメージしやすく、受入れやすい。しかしその過去の経験では、現状の障害に合わせられないことが多い。
そんな堂々巡りを繰り返しながら、個人差はあるが、徐々に現状を受入れていくのだろうと思う。
第25条
すくなくともこれだけは、というレベルの、
健康で文化的な生活をいとなむことは、
すべての人の権利です。
国は、
生活のあらゆる分野に、
社会としての思いやりと、
安心と、すこやかさがいきわたり、
それらがますます充実するように、
努力しなければなりません。
すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。
国は、すべての生活部面について、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない。 (やさしいことばで日本国憲法より)
署名にご協力下さい
愛知県・名古屋市議会への請願署名・募金にご協力下さい
国は「サービスは買うものだ」として、お金をとることを決めました。
援助を受け生活をすることはサービス?
金の切れ目は命の切れ目? もうだまっとれん!
署名呼びかけ団体:愛障協・きょうされん愛知支部・全障研愛知支部
メンバーさんのページ:ヘルパーさんと外出、雨も楽し!!
■4月分の1割負担額の請求書を送付いたします。
4月より制度が変わり、特に負担額導入による不明点などありましたら遠慮なくお問合せ下さい。
同封の〒郵便振替の用紙にて入金をお願いいたします。ヘルパーさんは集金をしません。
集金をご希望の方は、事業所へご連絡下さい。スタッフが集金させていただきます。
■障害程度区分調査にそなえて
障害程度区分調査が始まっています。ご自身の実状を調査するものですが、できるできないといった形での調査で、決して皆さんの実状が反映できるものではありません。
特記事項という記載がありますので、できるできないではなく、こういった場合はこうである、こうすればこうであるといった事細かな詳細を特記事項に必ず書いていただくよう調査員にお願いしましょう。第三者の立会いも認められています。ご自身で不安がある場合には第三者をお願いしていきましょう。第三者は自身のことをきちんと把握し、理解をしていただいている施設の職員さんであったり、事業所のスタッフであったり、友人であったりします。
樹ネットワークではヘルパーさんにこの役割はしていただきません。ご希望があれば事業所スタッフへご相談下さい。
■実績記録票の回収について
制度がかわり、みなさんの負担額の管理業務が必要となりました。しかも3日までに報告書を作成、6日には結果票を作成という、事業者泣かせとなっております。最終活動日にヘルパーさんへ実績記録票の回収をお願いいたします。メンバーさん、ヘルパーさんのご協力をお願いいたします。
確認印など、実績記録票の記入漏れ、ミスのないようにチェックしましょう。
ヘルパーさんのページ:今求められていること気付いてあげて
ヘルパー研修の予定
4月に予定していました研修は5月に行います。今年度の研修は奇数月に予定を組んでいきます。
① 5月18日(木)19:00~21:00 もやいビル4Fにて
② 5月22日(月)10:00~12:00 もやいビル4Fにて
制度変更に伴う説明と連絡事項他
**ヘルパーさんはどちらか都合のよい方をご連絡下さい。
ヘルパーさんの社会的地位はとても低くみられていますが、本来は福祉性の高いとても専門性や技術を要求される重要なお仕事です。介護の技術のみでなく、障害を知り、発達を知り、その上でメンバーさんとともに課題を持った取り組みも含めた介護が要求されます。
そのためには、ヘルパーさんが個々に意識を持って学習を重ねていくことが必要です。
活動の中で、集会、講座を通して、研修の機会はいっぱいあります。積極的な参加と意識的に知ろうとする姿勢を持って取り組んでいきましょう。
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5/21(日)東海自治体学校
10:00~16:30愛知大学車道校舎 1300円
基調講演「構造・規制改革」「ちいさな政府」憲法改悪の狙いとその太閤軸(永山利和氏)
分科会②どうする福祉・医療のこれから(コーディネーター加藤孝夫氏)
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