2006.2

いつきNET通信NO.33

上田さんちは大騒ぎ part11

「おかあちゃん、明日はヘルパーさんがきます。冷蔵庫空っぽです。スーパー行きます。」「明日は何を作ってもらおうかあ」と、孝はヘルパーさんが入る前日になると大騒ぎをする。まるで小学生の遠足の前日のようだ。小学生ならまだ可愛げがあるが…。

まるで麻里子が食事を作っていないような、まともなものを食べさせていないような、そんな大騒ぎである。たしかに作ってはいないが…。

麻里子は麻里子で大騒ぎ。台所にで~んと積まれた洗いものは片付けなければならない、足元に散々としている新聞は片付けなければならない、麻里子の脱ぎ捨てた着替えは押入れに押し込まなければならない。

ヘルパーさんが入る朝、目覚めた麻里子は、「今日はヘルパーさんがくる」と、いつもはしないベッドメーキングをする。孝もパンツでウロウロというわけにはいかず、ちゃんと部屋着を身につける。けっこう人が家に入るというのは大変なことなのである。

それでもヘルパーさんの存在は大きい。いつも麻里子の顔色をみながら、手助けをしてもらうことが多い孝にとって、「今日はぼくに気兼ねなくお仕事がんばって」と麻里子を送り出すのである。通院も、外出も、「ぼくひとりで大丈夫です」と、ヘルパーさんとうれしそうに出かけていく。孝はもちろん、家族の麻里子にとっても、無理をしないで安心できる存在なのである。

24時間365日ヘルパーさんが入るわけではない。週に1.2回の支援ではあるが、そのおかげで、また孝も麻里子もがんばれるのである。

その支援に4月からは負担がのしかかる。負担がかかるならばと、利用を控えるケースが予測されるが福祉サービスは利益ではない。生きることそのもので生きることにお金という負担をかけてはいけない。社会保障は現物給付が原則でなければならない。コミュニケーションによって成立している福祉サービスは、専門的な判断とニーズが必要で、仕事そのものを社会保障として支えていくことが大事で、買うものではない。

2006.2.5 社会保障学校において、神戸大学の二宮厚美氏は憲法をとてもわかりやすく教えてくださいましたので、ご紹介します。

    憲法25条の生存権の規定

憲法25条第1項:すべての国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する

憲法25条第2項:国は、すべての生活部面において、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない

*こに国民の義務と、国の権利を持ち込もうとしているのが新憲法草案

    9条と25条の関連⇒切り離せない平和と福祉

9条の世界で実現する25条の福祉国家」という関連

25条が育む力で実現する9条の世界平和」という関連

    憲法前文「恐怖と欠乏からの開放」の再評価

世界史的産物としての憲法前文:「全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免かれ、平和のう

ちに生存する権利を有することを確認し、承認する」⇒憲法9条プラス憲法25条を意味する

各地で9条の会がよびかけられています。

私たちも無関心ではいられません。

「障害者・患者9条の会」もよびかけています。ぜひともご賛同を。

     

2.9社会保障審議会障害者部会が開かれ、居宅・新事業体系等の諸基準の考え方が提案されました。

訪問系サービスの対象者として

居宅介護:障害程度区分1以上

行動援護:障害程度区分3以上であり、行動関連項目(11項目)の合計点が10点以上

重度訪問介護:障害程度区分4以上で以下のいずれも該当、①2肢以上に麻痺②歩行・移乗・排尿・排便のいずれもできる以外の認定

訪問系サービスの基準

身体介護:30分単位の導入と集中的なサービス提供(3時間以内)

家事援助:30分単位の導入と集中的なサービス提供(1.5時間以内)

従事者資格はヘルパー1.2級(3級は減算される)

行動援護:従事者は「行動援護」資格が必要だが、経過措置として緩和、ただし減算

重度訪問介護:長時間滞在のため、ヘルパーの1日あたりの費用を勘案

訪問系サービスの事業者基準

指定事業者で、24時間対応が可能なこと

相談支援専門員の資格を持つサービス管理提供者の配置

週単位で個別支援計画を作成

今回の部会では、具体的な設備や報酬単価に対する考え方は提案されていません。3月予定の課長会議では、具体的な基準案や単価等も発表される見通しで、今後の検討から目が離せません。

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ヘルパー研修の予定

        2月13日(月)10:00~12:00  

② 2月17日19:00~21:00 自立支援法について

あ~がり目 さ~がり目 うえだの目

 NPOあいち障害者センターがホームページを立ち上げた。旬な情報をいち早く、分かりやすく発信とのこと。誰がこのページ管理するのだろうか。三日坊主にならなければいいけれど…。といいながら勝手に「あがり目さがり目うえだの目コーナー」をつくり、チャカチャカと記事を投稿。これだけは毎日更新するぞと意気込む。

センターは、もやいビルの研修室を利用して、「もやいくらぶ」とやらを計画中。研修室の空いている日に開放し、そこでそれぞれのしてみたいことを企画したり、実現したり、ワイワイガヤガヤ一緒にお茶を飲んだり、学習をしたりと、そこへ足を運んできた人が、自分で自分の計画を立て、実現をするというものらしい。今後ホームページのスケジュールで開放日を知らせていくらしい。みなさんもぜひ出かけてみませんか。誰かが何かを準備してくれる…そうではないひとときに、一歩勇気を持ってチャレンジしてみませんか。「もやいくらぶ」をお手伝いしてくれる方も大募集。NPOあいち障害者センターのホームページ http://www.npo-asc.jp/

樹ネットワークのホームページも現在リニューアル中、こうご期待。

http://itukisya.cocolog-nifty.com/

<メンバーさん>4月の制度変更により、すべての方の契約更新を行います。

自立支援法の開始に伴い、申請手続きがはじまっていますが、みなさんもう手続きはすませましたか。手続きをしないと、4月からサービスが受けられなくなります。必ず手続きをしてくださいね。

■更新にむけて、もう一度自分自身の生活を振り返る取り組みが必要です。「できない、無理というきめつけ」「親への依存」を見直し、生活プランの見直し、制度利用の工夫など、一緒に考えていきましょう。必要な内容に必要な支援をと、働きかけていきましょう。樹ネットワークでは更新手続きの相談もうけています。教訓は、「申請の前に生活の見直しを」「決してひとりでいかない」「計画表(生活プラン)を作成して持っていく」です。

■留守電内容が転送にて早めに聞けるように改善中。留守電にはみなさんの電話番号を必ず入れてください。

また、メールは早急な対応のため、違うアドレスから送ることもありますが、みなさんからのメールはitukisya@nifty.comへ送信をお願いします。

■メンバーさんは、活動(利用)したい次月の日時の予定を、ヘルパーさんは活動できる(またはできない)次月の日時の予定を、FAX、メールでお知らせください。

■時間の変更と内容の変更は、必ず連絡を。利用依頼は、すべてメンバーさんより事務所へご連絡ください。

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